算数2回目の授業。
今回は、「何本飲めるかな?」の回。
年間学習法の冊子が配られているので、大まかな内容はわかるものの、どんなことをやるのだろうと思っておりましたが、問題をみて、良問のあまり、おもわずうなってしまいました。
とにかく、書くことで見えてくる!
市販されている問題集って、小問ごとの誘導はあるものの、どちらかというと、かなりスマートな解法が掲載されています。
知っていれば簡単に解けるってやつです。
限られた時間の中では、素早く解くことも必要になってきます。
ただ、スマートな解法で解く傾向が強くなると、公式や解き方の暗記につながるのではないかなって心配しています。
公式や学習してきた解き方が使えないときに頼りになるのは、愚直な作業!
一つの場合はこうで、二つの場合は・・・。
と、一つ一つ書き出して、規則性を推測する力ではないかなって思います。
今回の「何本飲めるかな?」は、ある場合のパターンを調べていって(つまり書いていって)規則性を見つけていくという問題でした。
愚直に書くからこそ、見えてくる流れ。
公式や解き方の暗記は問題を解くという点においては役に立ちます。
しかし、忘れてしまったら終わりです。
ただ、算数の場合、解き方を忘れてしまったから、全く解けなく成るというわけではありません。
時間はかかりますが、愚直に書くことで、正解にたどり着くこともあります。
別の言い方をすれば、がむしゃらに書くと言ってもいいでしょう。
つまりは、公式や解き方を忘れてしまったも、手も足も少しは出ると言うことです。
とはいえ、このように一歩でも先に進もうと思えるためには、愚直に書いた経験があるかどうかは非常に重要です。
公式や解き方を忘れてしまったから、そこで諦めてしまうようだと、むずかしいかも。
だからこそ、今回の算数の問題を見て、良問だと思ったのです。
数列を使えば、一発で解ける問題ですが、それを使わずに、愚直に書かせて解く問題。
本格的な受験勉強に入る前に、このような問題に出会えた長男君。
たとえ、この経験が中学受験の問題とは直接的な関わりはなくても、問題を解く力になることでしょう。
本人も今回の問題になかなかのやる気を見せています。
3年生のうちに、こういった経験をたくさんしてもらえたらいいな・・・。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。