小学2年生の最大の山場は
九九
だそうです。
これがクリアできないと3年生以降の計算でかなり苦戦するとか・・・。
このような理由があって、意味はわからなくてもいいから、九九は言えるようにしておいてほしいというお話しを小学校からもらいました。
春休みの計画を大幅変更
確かに九九ができるかどうかで、小学校後半の学習に大きく影響するのは間違いありません。
当初の計画では、九九は夏休みにやる予定でいました。
けれども、実質的な宿題になってしまったので、追加でかけ算の学習をすることにしました。
ただ、先に九九の表を覚えてしまうと、九九の表に載っていない数字を見たときにつまづく可能性を排除したいと考えました。
そこで、まずはかけ算というものはどんなものかを学習するステップを踏むことにいたしました。
かけ算の大問題。式の数字の順番は?
かけ算の学習でしばしば問題になるのは、かけ算の順番。
例えば以下の問題です。
答えは、
です。ここで
と書くと×をもらうことがあるということです。
かけ算の順番なんてどちらでもよいではないかという話もあります。
答えが6枚であるから・・・。
だけど、先の問題文を「みかんを3袋買い、1袋につき2個入っていたら・・・」と文章をひっくり返しても式は、
2 × 3 = 6
が正解であるということ。
どうしてだろうとずっと疑問に思っていたのですが、いろいろな公式やかけ算の説明をしている教科書・参考書をみて、ようやく謎が解けました。
かけ算で式を書くときは、
一つあたり量 × いくつ分
で書くようになっています。
小学校の後半で出てくる、「距離・速さ・時間の公式」も
距離 = 速さ × 時間
で書かれていて、「時間×速さ」と書かれていないことからも、「一つあたり量×いくつ分」の規則に従っていることがわかります。
先の問題で「3 × 2 = 6」とすると、問題文から式にすることはできますが、式から問題文に戻すとき、イメージしづらいような・・・。
3・・・みかん3袋買う。
2・・・みかん1袋に入っている個数。
買い物をするときは、みかん1袋に○個入っているから、×袋買ったら、全部で△個だと考えませんか?
袋をかごに入れてから、みかん1袋に入っている個数をチェックしないかと思います(考えるのも大変な気が・・・)。
けれども、学校などでは計算ができることを主眼に置いていて、かけ算を書くときのルールがあるということはさらっと流して、九九を覚えさせるのに相当な労力を使っているのかもしれませんね。
長男君のかけ算に使っている教材
今使っている教材は、こぐま会の「100てんキッズドリル 幼児のかけざん」のシリーズを使っています。
九九を覚える前にかけ算のイメージをつけてもらうことを目的にしています。
小学校の問題集やドリルを当たってみたのですが、かけ算の計算問題ばかりで、直感的に理解できるような問題集やドリルを見つけることができませんでした。
最初は問題文を見て、丸をつけたりして、イメージをつけます。
徐々にかけ算が出てくるのですが、最初の方は絵がついているので、そこに出てくるかけ算のイメージがしやすいというメリットもあります。
もちろん、かけ算の順番についてもしっかり学習します。
通常のネットショップで売り切れの場合、こぐま会のオンラインショップか提携書店においてあるかと思います。
追伸:長男君には上記の教材を学習しているため、九九はまだ覚えなくていいよといっているのですが、自主的に覚え始めています。