2020年度からの民間英語4技能試験の延期が決定いたしました。
ひなたパパはどちらがいいのかまでは判断することはできませんが、一つだけ言えることがあります。
それは、大学で一番よく使う英語は読解(リーディング)であるということです。
でも、読解(リーディング)で必要な力を養うのはどうしたら・・・?!
大学で一番よく使う英語技能は?
必要な英語技能は進んだコースによってその比重は変わってきます。
場所によっては全て英語で行うこともあるでしょう。
しかし、多くの場所で日本語での講義やテキストを用いることが多くなります。
このような状況を考えると、英語講義以外で一番使う英語の技能となると、読解(リーディング)になります。
大学の専門分野の学習や研究になると、文献を読むにしても、論文を読むにしても、日本語で書かれたものは少なくなり、かわりに英語で書かれたものが多くなってくる傾向があるからです。
文献を入手して読むということになると、英語の読解力(リーディング力)をつけたほうがよいというのがわかります。
英語の読解力(リーディング力)をつけるには?
昔の学校の英語の参考書や問題集では、英語の長文が出てきたら、「これが主語で、これが述語で・・・。」と英語構文を解析して読み進めるということが行われてきました。
英語を日本語に翻訳して、日本語で考えていたわけです。
しかし、最近の英語の参考書や問題集などをみると、英語は英語のまま理解して、英語で答えるか日本語でまとめて答えるかという感じのものが増えてきました。
速読英語というカテゴリーです。
内容を見ると、問題形式はどうであれ、本文中に書かれている内容の要約だったり、一番言いたいことは何かを答える問題だったりと、英語は使っているものの、やっている内容はまさしく国語。
英文を読む以上、英文法や英単語の知識も必要ですが、国語で学習する能力も求められています。
すなわち、英語のリーディン力をつけるためには、英語だけでなく、母語である日本語の国語の力も必要になってくるのです。
国語の試験がないところでも、英語があれば国語の試験の代わりになるのですから、単に試験科目がある・ないだけで判断するのはまずいですね・・・。
国語の読解力をつけるためには?
国語の読解力をつけるためには、読書をすることが大切という話を聞きます。
確かに、本を読むことによって文章を読む力は鍛えられます。
しかし、本を読むだけでは読解力がつくとは限りません。
読解力にまず必要なのは、登場人物や内容を整理し、要約や文の主張を抜き出す能力です。
従って、これらの演習が必要になってきます。
すなわち、問題集での演習が欠かせないのです。
もしくは、読んだ本に対してこちら側から問いかけをしてあげるといった行為が必要なのです。
今、長男君には、国語の読解力をつけるために、論理エンジン小学生版を学習してもらっています。
本文も大分長くなってきて、問題の量が多そうに見えるので、始めるときは少し抵抗があったようですが、1回に10ページも進むので、かなりやった気になるようです。
論理エンジン小学生版では、
- 指示詞の問題
- 要約や全体の流れについて問う問題
- 本文に関連した話題についての問題
がでてきます。
何が正解で、何が間違っているのかという解説も詳しく載っています。
本文の内容を正確に抜き出し、読解力をつけるための基本が載っている問題集という点で、重宝しています。
問題は大問10と少ないのですが、将来の国語の読解問題に欠かせない基礎が詰め込まれていますので、長男君にはマスターしてもらえたらいいなと考えています。
大問1つやるのに、時間がかかるのは難点ですが・・・。
それでは、また。