大学入試改革で思考力を問う問題にシフトしつつある現状を見てか、小学校の学習教材でも思考力を鍛えるドリルや問題集が徐々に増えてきました。
しかし、思考力を養うドリルや問題集をやったからと言って必ずしも入試問題が解けるようになるとは限りません。
でも、やはり思考力を養うのは大切だと思います。
今の高校生の悩み
TwitterなどのSNSで常に話題に上がっているのが、物理と現代文の成績の伸び悩み。
学習方法を書いた書籍には現代文をやるのは時間の無駄だとまで書いているぐらいですし、物理に至っては、解けるけどよくわからない、もしくは、何をやっているのかわからないという話も見受けられます。
現代文や物理以外の教科は、用語を覚え、文章の意味を理解することである程度伸びていきます。
つまり、暗記をすることで点数が伸びていくんです。
しかし、現代文と物理は、暗記では歯が立たない教科なのです。
頭の中で場面を描写したり、ものを動かしたりする必要がある教科なのです。
パターンを覚えてしまえば、対応できてしまう?!
小学生・中学生のうちは、物事を覚えるのが比較的得意な時期だと思います。
だから、入試問題のパターンをある程度学習することで、そこそこの学校までは対応できてしまうのではないかと推測します。
ある程度の学校までの入試だけを考えるのであれば、先取り学習をして入試までの演習の時間を多く取ることでパターンを覚えることができますので、サクっと合格してもおかしくないでしょう。
○○算は、このように解くという分類ができれば、問題を見て○○算であることがわかれば、今まで学習したパターンを頭の中から探し出して、それを当てはめれば解くことができる典型的な例です。
これができれば、あまり考えなくても問題が解くことができるのです。
あまり知らない低学年だからこそ、考えるトレーニングは効果的
一回パターンとして知ってしまえば、考えることをしないでも問題を解けてしまうのですから、思考力を養うためのトレーニングは、あまり知らない低学年のうちにやっておいた方が効率的です。
年齢が上がるにつれ、パターン化して問題を解く力がついてくるため、考えなくても解けてしまう問題が増えるからです。
つまり、効率が悪くなるのです。
だとしたら、低学年のうちは思考力を養うトレーニングに時間を多めに取った方がいいとひなたパパは考えています。
入試で合格することも大切ですが、入った後のことも考慮して、低学年のうちは思考力を養うトレーニングを多めに取ろうと考えています。
それでは、また。