学習しすぎになっていないか。それを見極めるのが今は大切。

猛勉強?! 小学1年生
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長男君の勉強で気をつけていることがあります。

それは、学習しすぎになっていないかどうかということです。

これは勉強時間が多過ぎとかという問題ではなく、勉強というトレーニングの仕方の問題です。

学習のしすぎは、勉強しているのにもかかわらず、成果がでない状況になってしまいます。

常日頃、長男君の勉強状況を見ておく必要がありそうです。

条件反射的に答えが出た!

突然ですが、次の問題に答えてください。

 

1+1 = ?

 

答えは、

 

2

 

ですね。

このとき、頭の中で積み木が一つと積み木が一つ合わさって二つになるから答えは「2」ってやりましたか?

おそらく、ノータイムで2と答えたかと思います。

熱いお湯に指を突っ込んで考えるまでもなく、指を熱いお湯から出す条件反射と同じような感覚でできたのではないでしょうか。

危険を察知するときやスポーツなどでは、この条件反射ができると有利ですので、頭で考えなくても動くようになるまでトレーニングを積むわけです。

相当な練習を積んでいるからこそ、「1+1=2」が反射的に答えられるのです。

反射的に答えられるからこそ犯す致命的な間違い

けれども、学習においてこの条件反射的な即答は時に致命的な問題を引き起こすこともあります。

 

それは、問題をぱっと見た瞬間、このパターンだろうと頭の中で判断して問題を解いてしまうことです。

その問題が頭の中で判断したものと同じであれば正解にたどり着くのですが、問題文の形は一緒でも条件が違っていたりすると、答えが変わってくるので不正解になります。

例えば、円周率を3.14ではなく、3として解く問題(こんな近似は中学入試問題では出ないかもしれませんが、例えば宇宙関連などおおよその大きさがわかればよいレベルの議論の時は、このような金議を使います)。

3.14を使ったときと、3を使ったときは明らかに答えの数値が変わってきます。

例:半径1cmの円周は?

2 x 1 x 3.14 = 6.28 cm、

2 x 1 x 3      = 6 cm、

答えは6cm。

円周率は3を使うことという問題であるにもかかわらず、円周率という言葉を見ただけで自分の頭の中で3.14を使ってしまい、間違ってしまうこともあるのです。

問題文をよく読まないからと、ケアレスミスで済まされてしまいそうな問題ですが、頭で考える前に条件反射で計算してしまうのですから・・・。

条件反射的に問題を解いてしまう原因は?

条件反射が起こる原因は「過学習」、すなわち「学習のしすぎ」です。

同じ作業を繰り返していると、頭で考えなくても自然と動くようになるということです。

学習のしすぎによって、その事実を覚えてしまって頭で考えなくなってしまうのです。

一生懸命勉強しているはずなのに、その勉強が身になっていないで条件反射の練習になってしまっているのは、学習面からもマイナスです。

ましてや中学入試に限らず、これからは思考力など頭で考え、自分の意見を述べることが求められる時代。

頭で考えなくなってしまえば、考える問題が出てきたときに太刀打ちできなくなってしまうかもしれません。

 

研究者もこの罠にはまってしまう話をtwitterで時々耳にします。

自分はその道の研究を十分してきたはずなのに、何も知らない新人の研究者に研究をさせてみると、新しい発見が出てくることがあるそうです。

原因は、研究者はその道の知識をものすごく知っていますので、データを見るときに知らず知らずのうちに今まで蓄えた知識にあわせてデータを見てしまっているからです。

つまり、条件反射的にデータを見ているというわけです。

その結果、新しい発見を見過ごしてしまいがちなのです。

 

条件反射的に答えがでるのは、よい面もありますが、必ずしもよい面ばかりではないのです。

長男君の学習で気をつけていること

長男君の学習で気をつけていることは、同じような問題が出ていないかどうかチェックしてから1日の課題をやっていることです。

単に計算にしても、同じアプローチではなく、違った面からのアプローチになっていて、考えて問題を解くことができるかどうかに注意しています。

こうすることで、常に頭で考えるという訓練ができます。

SAPIXきらめき算数脳は、そういった点で常に頭で考えるトレーニングができるので、お気に入りです。

塾に通っていない以上、ひなたパパが注意する必要がありますね。

それでは、また。

 

 

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