長男君には、毎日国語の読解問題を解いてもらっています。
国語は日本語で読む限り、一生ついて回るものです。
そのため、文章を読む力をつける必要がでてきます。
もちろん、入試問題にも必ず出てきます。
でも、入試問題を解くために読むのではなく、もう少し別の理由から毎日、国語の読解問題を解いてもらっているのです。
日本のすべての基本は読むことから
1+1などの算数の計算はできても、文章題になると途端にできなくなる・・・。
これは問題に書かれている式をうまく立てることができないことが原因です。
でも、もう二つ問題があるのです。
それは、
文章を読み飛ばしてしまうこと
書いてある内容が頭の中でイメージできない
ということです。
最初の「文章を読み飛ばしてしまうこと」というのは、目で字を追っていくと、いつの間にか、1行ないし数行飛ばして読んでしまっていることがあるのです。
全体として文章の意味がつながらなくなってしまいますので、問題文を理解できないという状態になって、問題が解けなくなってしまうのです。
また、文章を全部読めたとしても、そこに書かれている内容を頭の中でイメージすることができないという問題もあります。
この二つの問題は、日本語を読む(精読)する訓練をして、徐々に慣れていくようにします。
単に読めるようになるだけでなく・・・
説明文は、文章の中に筆者の主張や根拠などが明確に書かれているため、比較的読み取りやすい文章になっています。
それに対し物語文は、周りの雰囲気や主人公の行動などから、主人公の気持ちを「推測する」ことが必要になってきます。
そのため、必ずしも明確に書かれているわけではなく、気持ちを察する力が必要になってきます。
中学入試問題には物語文が多く出題されると聞きます。
これは、出題者が相手の気持ちを察することができる子供になってほしいというメッセージだと考えます。
また、入試に限らず人生において、相手の気持ちを察するというのは、必要な内容です。
人は、自然に相手の気持ちを察する能力が身につくわけではありません。
いろいろな経験から学び、学習していくものです。
この「察する」ことは、子供同士で日常生活や遊びを通じて学習していくことが多いことですが、それだけで学習できるとは限りません。
そこで、長男君には次のドリルをやってもらっています。
長男君が今やっているドリル
おはなしドリルシリーズの1つ「きもちのおはなし 小学1年」です。
おはなしは見開き2ページに収まるよう収録されています。
ここに出てくる子はどのように思っているのかについてのお話なので、どんな気持ちになったんだろうということを学ぶことができます。
ただ、こういった読み物は、ただ読むだけではうまく気持ちを分かったどうかを判断することはできません。
このドリルでは、本文の下に気持ちに関する問題が出題されています。
問題を解くことによって、内容をより理解できる仕組みになっています。
長男君には、このドリルを音読して問題を解いてもらっています。
音読することによって、行を飛ばさずに読むという訓練ができるからです。
長男君の栄養になってくれるとうれしいなぁ。
それでは、また。