先日、リマセム(Resemon) のサイトで学研の科学の復刊に関するニュースをみつけました。
子ども向けの科学雑誌には「子どもの科学」もありますが、学研の科学は科学実験キットがある点が異なります。
特に理科は見て、触って、調べてと実際に自分の手で行うことで、机上の話だけではただ覚えるというだけの内容も理解できるようになることもあります。
2022/07/07発売予定ですので、ちょっと楽しみです。
理科の学習が大変な訳
5月から6月のSAPIXの理科では、生物(植物等)や化学(水溶液)の範囲を学習しています。
テキストを見ると、図や表を使ってきれいにまとまっていますが、紙面上ですと、底に書いてあることを覚えることという話になってしまいます。
リトマス試験紙 赤→酸性、青→塩基性
もちろん、これは知っておくべき内容ですので覚えることになります。
ですが、これだけですと、インパクトが少ないのが実情です。
覚えるだけの単元ですので、面白くない。
なので、覚えにくいという悪循環。
本来は、実験や演示実験などを通じて学ぶ内容なのですが、塾だけでなく、学習指導要領の改訂による影響で演示実験を週に一度も実施できていないところも多いようです(注1 理科学習で指導が難しいと感じるところを解決する試み~事前に行った先生アンケート結果に基づいた研修の試み~)。
実験や演示実験があまりできない状況での学習が理科の学習が大変なわけなのです。
学研の科学に期待!
そんなわけで、本屋や東急ハンズに出向き、さまざまな実験キットも探していたのですが、簡単なキットは発売されているものの数が少なく……。
どうしたら興味深く学習できるかで悩んでいたところに、学研の科学の復刊の話をめにしたのです。
初回の実験キットは、「水素エネルギーロケット」(最大飛距離は約7m、最高高度は約5m)。
かなり飛びますので家の中で飛ばすには注意が必要ですが、室内で安全に発射を楽しめるよう工夫されているのが、いいですね。
原理的には器具があれば作成可能ですが、安全面の検討が必要ですので、こういった実験キットは既製品のものが安心して遊べます。
どのくらいの頻度で発売されるのかまではわかりませんが、今後も注目していきたい書籍です。
これで遊んだからといって、理科の成績と直結するとは限りませんが、少しでも印象に残ってもらえれば御の字かなと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。