物理学の最先端では、一つの問題が解決できる一つの式ができたと思ったら、また新たな難問が出てきます。
この難問を解決するエピソードを聞いていると、幅広い見地を持っている研究者が登場して、いままでとはまるで違った発想をして解決しているように見えます。
しかし、他の視点からみると当然のように思える発想だったりすることもあります。
視野を広く持つのは武器の一つだなぁとつくづく感じます。
自動改札機の発想も全く違うところで気がついた!
最近はICカードの普及によって切符を買うことが少なくなってきましたが、切符を入れるとどの向きに入れても、きちんと読み取れる自動改札機もあります。
縦に入れても、横に入れても、斜めに入れても、裏側に入れても切符を読み取ることができ、そして表側が上になって出てきます。
これは単に切符を送るだけでは、うまくいきません。
切符の位置を調整しながら、スムーズに切符を流す仕組みが必要になってきます。
開発当時、オムロンの研究室で実験が繰り返されていたのですが、なかなかうまくいかない日々が続いていたそうです。
ある日、渓流釣りにいった研究者が急な川の流れに何枚もの落ち葉がゆらゆらと左右に揺られながらも、美しく列をなしてスムーズに流れている姿を目にしました。
この姿を見て、切符をスムーズに流すアイデアができたそうです。
幅広い視野があるからこそ、解決できることもある
ある分野についての知識や能力はあるのにも関わらず、その問題を解決することができないということがでてきます。
他の分野から見れば、ごくごく自然なことと思われていたようなことでも、その他の分野を知らなかったばっかりにドツボにはまって、問題を解くことができなかった・・・。
例えば、つるかめ算。
中学生になれば連立方程式で解くこともできますが、この方法以外にも最初はぜんぶ亀だとして計算して・・・というような方法や、面積図を使って解く方法もあります。
いくつかの方法を知っていると、ある一つの解き方を忘れてしまったときでも他の方法で問題を解くことができるのです。
わからなかったら終わりではなく、どうにかして点数をもぎ取りにいくことができるのです。
どうやったら幅広い視野を持つことができるのか?
幅広い視野を持つためには、さまざまな分野での経験が必要です。
一見、中学受験に関係なさそうなことでも、結びついていることもあります。
無駄に思えるようなことでも、やがて栄養素になるかもしれません。
まだ小学1年生。
今は、いろんな経験をさせて、幅広い視野が持てるようにしたいと考えているひなたパパでした。
それでは、また。